よみもの

  • 2018.05.15

人の性格は顔に表れる、木の育ち方は年輪に表れる

西粟倉・森の学校の工場のお隣、美作東備森林組合さんの土場で研修

 

西粟倉・森の学校では、月に一度、パートスタッフも含めた社員全員で社内研修に取り組んでいます。

スタッフ全員で品質向上や生産効率の改善のために話し合ったり、施工現場を訪問することもあります。早いもので取り組みを始めて1年以上が経過しました。

 

原木の品質について説明する営業部ハダ

 

モノづくりに取り組む材木屋として、どうすれば一本一本の木の個性を活かしながら、その価値を最大化することができるか

それを考え実行していくのが西粟倉・森の学校のミッションです。

 

原木市場に並ぶ杉の原木

 

今回のテーマは「原木(=丸太)」です。

 

原材料となる丸太には、さまざまな表情があります。

真っ直ぐ素直に育った丸太。年輪が緻密に詰まった丸太。節が多い丸太。色黒の丸太。似ているものはあれど、同じものは二本と存在しません。

 

そして、世の中に二本として同じものはない自然物=木を加工し、一定の品質を満たす工業製品に加工することが私たちの仕事です。

 

 

選木していない丸太の山にはさまざまな品質のものが混在する

 

「人の性格は顔に出る」と言われることがありますが、丸太の場合は性格(=木の育ち方)が年輪に表れます。

 

「この丸太は丁寧に枝打ちされてるから板に加工しても節が出にくいね」

「周りの木が間伐されて、あの丸太は30年生くらいで一気に成長してるね」

 

年輪の詰まり具合や枝打ちのタイミングなどからどんな環境で育ったのかが垣間見えるんですよ。私たち材木屋はこんな話が大好物です。

 

80年生以上にもなる桧の切り株は緻密な年輪模様をしています

 

良い製品づくりのためには、良い素材の仕入れから。

そして、良い素材(=良い丸太)とは何なのか知らなければなりません。それをみんなで学ぶために、小一時間、丸太とにらめっこをしてきた社員研修でした。

 

森の学校の工場のお隣の田んぼ

 

5月の中旬になり、西粟倉村では田植えが一斉に始まりました。

田んぼに張った水面に映る山の輪郭が美しく大好きな季節です。

 

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三重大学を卒業後、国産材専門の木材商社を経て、西粟倉村へ移住。新たな木材流通をつくるためプロユースの営業を担当。山を走り回ったり、狩猟をしたり、DIYに勤しんでいます。

個人ブログも書いてます → http://hadatomohiro.com/