• 2017.11.30

道の駅のランチメニューに登場!西粟倉の森で育った無添加・無投薬「森のうなぎ」が食べられるようになりました

実は、西粟倉ではうなぎが育てられているんです。ご存知でしたか?

 

廃校になった旧影石小学校(森の学校の元事務所でした)の体育館を活用してうなぎが養殖されています。

無添加・無投薬で森の中でゆっくりと育って大きくなった「森のうなぎ」です。

さらっとした脂と肉厚でふっくらとした身が美味しいんですよ。

 

一般的には半年ほどで出荷サイズになるように育てられますが、森のうなぎは無投薬にこだわり、一年以上かけてゆっくり大きく育てています。

養鰻(ようまん)業は、うなぎの成長と健康維持のために30度近い水温をキープすることが望ましく、寒冷地での養鰻業は難しいと言われています。うなぎは寒いところが苦手みたいですね。

 

ちなみに、全国一のうなぎの養殖地は鹿児島。村にスキー場がある西粟倉のような中山間地と比べるとずいぶんと暖かそうですね。

 

しかし、西粟倉村では、森という豊かな資源を生かすことで養鰻業に取り組んでいます。「え、なんで山の中でうなぎを育てるの?」その答えは森を舞台にした循環にあります。

 

西粟倉村は95%が森林に囲まれた村。

村で育った木を素材として、西粟倉・森の学校のような木材加工会社は、木製品を製造しています。そして、その過程では製品にすることができない端材が発生します。

 

できるかぎり丸太一本を使い切って製品にしたいと思いながらも、どうしても製品にできないモノもできてしまいます。

端コロと呼ばれる小さな丸太、フローリングなどの製造過程で発生する端材などです。

また、私たち西粟倉・森の学校はワリバシを製造しています。

無着色・無漂白・防カビ材などを使用していない国産スギのワリバシです。

そのワリバシは西粟倉村内の道の駅をはじめ、全国の飲食店などで使っていただいています。

 

すぎの色そのものなので、皆さんがよく使われるワリバシとはすこし色が違うかもしれません。でも、それは、本当の木そのものの色なんですよ。

 

西粟倉・森の学校で発生する端材や、村内施設で使用されたワリバシを回収し、木質バイオマスボイラーを利用して燃料にすることで、水槽が温められ、森のうなぎが育てられています。

 

うなぎを育てる水温をキープするための燃料に、捨てられている木くずを活用できると考えたことが、うなぎの養殖に取り組むきっかけとなりました。

森のうなぎは、林業と水産業をつなげる取り組みのはじめの一歩です。

西粟倉村にある道の駅あわくらんどでは、その森のうなぎを味わうことのできるランチメニューが新しくはじまりました。

 

うな重、うな玉丼、うなぎの棒寿司、うなぎ御膳など、盛りだくさんのラインナップです。

森のうなぎメニューの登場に合わせて、道の駅あわくらんどで使用されているワリバシの箸袋も、森のうなぎ仕様に変わりました。

皆さんが使ってくださったワリバシは、うなぎを育てるための燃料へと生まれ変わります。

西粟倉村にお越しの際はぜひ味わってみてくださいね。

森のうなぎは、道の駅はもちろん、インターネットでも購入できますし、ふるさと納税の返礼品にもなっていますよ。

 
三重大学を卒業後、国産材専門の木材商社を経て、西粟倉村へ移住。新たな木材流通をつくるためプロユースの営業を担当。山を走り回ったり、狩猟をしたり、DIYに勤しんでいます。
個人ブログも書いてます → http://hadatomohiro.com/

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