• 2016.02.23

【DIY】古びたスギ一枚板の再利用。簡単な木製スツールをつくってみた

stool 古びたスギの一枚板を再利用して、簡単なDIYでスツールをつくってみました。   先日、たまたま手に入れたのは立派なスギの一枚板。 元々は住宅の階段板として使われていた建築廃材です。ざっくり厚み40mm/幅400mm/長さ600mmのものです。サイズも立派、木目も詰まっていて美しい。 その雰囲気に一目惚れして「欲しい欲しい!」と大工さんからいただいたのでした。   表面は良い具合に古びており、エイジングが効いています。 けれど、幅方向の反れが激しく、3mm以上も反っていました。ちょっとこのままでは使いづらそう。でも、一枚板の雰囲気は残したい。厚みを削りこんで、幅や長さも調整して何かに再利用したいなーと考えていました。うーん…。   思案した結果、簡単なスツールなら作れそう! ということで今回は椅子作りに挑戦してみました。   美しい曲線を表現するのは難しいし、複雑な加工もできません。さらに、椅子なので人間の重さに耐えられる構造にしなければいけない。だけど、モクモク(木々)した見た目は嫌!もさっとしたデザインも嫌!   今回は、 ・木目や色合いなど一枚板の雰囲気を活かす ・モクモク(木々)し過ぎない、すっきりしたデザインにする ・材料や構造はできるかぎりシンプルにする という三点を意識してつくってみました。   ◯木材 ・座面  一枚板(スギ、厚み30mm/幅300mm/長さ450mm) ・足   角材(スギ、30mm角、長さ合計4M弱) ◯塗料 ・水性ウッドステイン塗料 色:ウォームグレー(ターナー色彩社) ・未晒し蜜ロウワックス(小川耕太郎∞百合子社) ◯接合 ・スリムビス(長さ65mm、計14本) ・木工用ボンド 少々 …と書いておきながら、すっかり材料の準備や製作工程の写真を撮り忘れてしまい、大反省。所要時間はおよそ3時間。夢中で作っているうちに気づけば完成していました(笑)   ◯工程 1)一枚板のサイズ調整 →厚み・幅・長さの調整、表面の仕上げ 2)組み立て →角材を必要サイズに切って、ボンドで仮止めして、下穴を空け、ビスでバシバシ揉む 3)塗装 →要らない布に染み込ませた塗料を拭き塗り   工程はざっとこれだけ。ね、簡単でしょ?   一枚板のサイズ調整には製造所の工作機械を使いましたが、それ以外に使った工具はインパクトドライバーだけです。DIYのネックとなりがちな工具が少なくて済むのも◎です。 stool3 そして、出来上がったものがこちら。 hikaku 古びた階段板を削り込んで再利用したので、色味も映えて美しくなりました。 座面の一枚板には蜜ロウワックスを塗りこんでコーティングしているので、しっとりとしたほんのり濡れ色・美人肌。 toryou 30mmのスギ角材をつかった足の部分には水性塗料を使い、木目の美しさをある程度残しながら、グレーに塗装。すっきりとした印象に仕上げました。色味が薄い箇所もあるので、もう一度塗りなおす予定。   必要な材料や工具も少ない。 工程が簡単だから完成までが早い。 ということで満足の出来栄えだったのですが、一つ懸念点が。   体重をかけて揺らしてみると、横方向に少しグラついてしまうのです。 溝加工などで木材同士を咬ませておらず、ボンドとビスで止めただけなので接合部分が弱いことが原因。これは目立ちにくい座面下に同サイズの角材を追加して頑丈なつくりに修正します。 やっぱり椅子は見た目だけじゃなくて、重さに耐えられる構造にすることも考慮しないといけないので難しいですね。 stool2 図面も無しで作った割には、そこそこの完成度になったかなと。けっこうビス穴が目立つのでいかにもビスで揉み揉みしましたって感じ。ちょっと後悔。次はちゃんと隠そう。 ま、もし壊れても、また手をかけて直せばいいし、まずはガシガシ使い込んでみようと思います。   DIYの分野で国産材を面白く&楽しく使ってもらえるようになるためには、まずは自分から。 素人なりにトライアル&エラーを繰り返しながら、兎にも角にも自分自身が楽しむことが大事だと思ったのでした。さぁ、次は何をつくろうか!     *ちなみに今回つかった小川耕太郎∞百合子社の未晒し蜜蝋ワックスはみんなの材木屋でも購入できます。 やわらかい固形タイプなのでスポンジや布でさっと塗るだけ、とっても簡単です。しっとりした濡れ色と撥水効果のあるコーティングで木の質感や肌触りを損ねることがありません。国産の蜜蝋と一番搾りのエゴマ油、2つの自然素材だけで作られているので安心・安全というのも◎。

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