よみもの

  • 2016.11.07

ユカハリ断熱は、住宅にあたたかい下着をインするようなもの。

yukahari-netsuteikou1 こんにちは。11月に入り、だんだん冷える日が増えてきましたね。寒いのがニガテなわたしは出来れば避けたいですが、そんなことも言ってられません(苦笑)毎年必ずやってくる冬、冷たい気温にあたたかい1枚をプラスして冬を乗り切りたいものです。昨年から住んでいる部屋にはユカハリ(ひのき無塗装)がしてあるので、夏にはさらさら、冬もスリッパ要らずのお部屋になっていて、ご紹介したことのある床暖代わりにもなっています。   肌寒さを感じるようになってきた頃、みんなの材木屋では床における断熱をご紹介しました。>>>電気代がいらなくなる!?材木屋オススメの床暖リフォーム   調湿機能をもつ自然素材の無垢床は夏場に撤去する必要もなく、1年中からだに優しい暮らしを実現できます。以前に、材料のもつ「熱伝導率(ねつでんどうりつ)」という数値をもとにして無垢フローリングの断熱性について紹介しました。>>>冷たい床からの冷気をシャットダウン。冬に向けてDIYで床の断熱性を高めよう。 出来るだけ熱伝導率が小さな材料を使うと、床は冷たく感じにくいという内容でした。ただ、熱伝導率には材料の「厚み」が加味されていません。今日は少し難しいですが、熱抵抗(ねつていこう)という値についてご説明していきます。
熱抵抗(R)(m2・ K/W )は、 材料の厚み(d)(m)÷材料の熱伝導率(λ)( W/ m・ K )で計算します。 例えば、 ユカハリ・タイルすぎ無塗装、厚さ 13.5㎜(無垢板12㎜)の熱抵抗は、 R= 0.012 (m)÷ 0.1075 ( W/m ・ K )≒ 0.11 (m2・ K/W )
熱抵抗値は、断熱材(スタイロフォームやウッドファイバーなど)でよく用いられる数値のようです。「抵抗」なので、熱の通しにくさを表していて、数値が大きいほど熱を通しにくく、床でいうと冷たいと感じにくくなります。   ユカハリ・タイルを商品別に比較してみます。ユカハリ・タイルには1.5㎜厚の遮音ゴムシートがついているので、材料の厚さとしては12㎜厚として計算しています。 yukahari-netsuteikou2 ※材木屋マガジン「冷たい床からの冷気をシャットダウン。冬に向けてDIYで床の断熱性を高めよう。」の熱伝導率の数値をもとにしています   続いてフローリングの熱抵抗値について。こちらは一般的な合板フローリングの床材も計算してみました。 yukahari-netsuteikou3   ユカハリシリーズを一般的な合板フローリングと比較すると、同じ厚みのもので2倍程度、無垢床の方が熱を通しにくい=冷たく感じにくいという表となりました。   みんなの材木屋にはオスモ塗料を塗ったもの(すぎクリアー、ひのきクリアー、タイルコグチ)もありますが、塗料に関しての熱抵抗値は屋根などに使う断熱塗料といったものしか見当らず、木に浸透して呼吸を妨げないオスモ塗料は、塗ってもそこまで熱抵抗値が変化することはないのかも知れません。   今日の材木屋マガジンは、熱伝導率に厚みを加味した「熱抵抗」という内容でした。ただ、お伝えしたものは手足に直接触れる仕上げ材だけの数値です。表面から厚さ12㎜とか、それ前後の材料についての数値で、住宅全体の断熱性に関しては、実際には既存床の素材や構造が影響してきますのでこれが全てではありません。   住宅に熱抵抗のある材料を使うこと、つまり断熱性を上げるということは、素人でも簡単にできるユカハリ断熱で実現することができます。室内の直接触れる部分をそういった材料にするのは、家にあたたかい肌着を着せてから暮らすようなものだと思います。寒い気温になってきたので、暮らしにあたたかい無垢をインしてこれからの冬に備えてくださいね。みんなの材木屋であつかう無垢の床は、冬も夏も1年を通して気持ちいいですよ。  

関連キーワード

森と暮らしを繋ぐために自然豊かな西粟倉村から木の商品をお届けするウェブサイト「みんなの材木屋」の、普段は知られることのない「森から暮らしへ木が届くまで」の物語を、現場から伐りたてほやほやでお届けする編集部です。編集部は人口約1500人の小さな村にあります。