
6月25日(土)@神奈川・日吉にて、リノベーション事業に取り組む
ReBITAさんや設計事務所
A+Sa (アラキ+ササキアーキテクツ)さんと一緒にイベントを開催します。
丸見えスケルトン状態のリノベ現場で、手を動かしながら、リノベーションや暮らし(や森のこと)を考えてみよう、といういっぷう変わったイベント。
>
HOWS DIY Lab. 木と森と、丁寧に手を入れる暮らし

イベントの舞台となるのは、日吉にある28年モノの木造戸建住宅。公園を見下ろす高台からぐるりと広がるパノラマを楽しむことのできる、すてきな物件です。
これからReBITAさん&A+Sa(アラキ+ササキアーキテクツ)さんがリノベーション工事をはじめるため、今はすっかりスケルトン状態。柱や筋交、間柱もぜんぶ丸見え!木の家を学ぶにはもってこいの状態です。

今回のイベントでは、ふだん見ることのできないスケルトン状態のリノベーション現場を会場に、さまざまなプログラムが用意されていますよ。
ぼくら「みんなの材木屋」もワークショップを開催します。オリジナルカトラリーを簡単につくることができるヒトテマキット、置き敷きできるヘリンボーン柄タイル「
ユカハリ・タイル ヘリンボーン」をつかったユカハリのワークショップです。
けれど、なぜ田舎の材木屋が都会でDIYワークショップをやるのか?実はソコがミソなのかな、なんて考えています。
実はリノベーションと林業ってとても似ていると思うんです。

過去に誰かが暮らした家があって、その家をリノベーションという手法を用いて、また違う誰かの暮らしにフィットする家をつくる。今回のイベントの会場となる中古物件も、過去28年もの時間の蓄積の上に、誰かの未来の暮らしの時間が重なっていきます。
林業も同じです。
過去におじいちゃんが子や孫のためにと植えた木々は、50年60年と長い年月をかけて大きく太くなりました。50年以上の時間を経て、ようやく山から伐り出され加工され、柱やフローリングといった木材となります。そして、家の一部として使われ、誰かのこれからの暮らしの一部となっていきます。その過程には、枝打ちや間伐や製材・加工、そして大工さん、多くのひとの手が関わっています。

リノベーションも林業も、過去と現在と未来、その時間の流れが断絶されることなく確かにつながっていることが実感できるものなのかもしれません。
家中の暮らしの手垢も、フローリングにちょこんとある節(枝の跡)も、その時間の流れを感じることができたとすれば、すこしだけゆたかな気持ちになれそうです。

こんな気持ちを(きっと)共有できているReBITAさんやA+Saさんと一緒にイベントを開催できることをとても嬉しく思います。遠く東京から西粟倉にお越しいただき、山に入ったり、工場を見学をしたり、お酒を飲んだりしながら、たのしく密な時間を過ごさせていただきました。
当日のイベントでは、西粟倉で50年60年もの時間をかけて、じっくりと(けれど、すくすくと)育った木でできたアイテムをお持ちします。
手を動かしながら、時には汗をかきながら、皆さんと一緒に時間の流れを共有できる一日にできたら嬉しいな、なんて今から非常に楽しみです。ぜひ日吉にいらしてくださいね。
[ HOWS DIY Lab. 木と森と、丁寧に手を入れる暮らし ]