よみもの

  • 2016.10.07

冷たい床からの冷気をシャットダウン。冬に向けてDIYで床の断熱性を高めよう。

1-yukahari-dannnetsu1 【1】冬の快適性は「断熱」で決まる?! 秋の日差しになり、少し肌寒くなってきましたね。標高が300mほどの西粟倉では、昼間でも素足で過ごすのが寒く感じるようになってきました。   さて、「断熱(だんねつ)」という言葉を聞いたことはありますか?この季節から始めたい、住まいの冬支度のひとつです。そこで、今日のテーマはずばり『無垢フローリングの断熱性』。これまでにも無垢フローリングの生活は、ひやっとしない、冷たくない、あたたかいということをたくさん書いてきました。   住まいは、断熱をすることによって、外気温を室内に影響させず、冷暖房機器の効きを良くします。今回は「熱伝導率(ねつでんどうりつ)」という指標をもとにした、無垢フローリングの断熱性についてお伝えできればと思います。   「みんなの材木屋のリケジョ」こと村田が、情報を収集し、体感しないとわからない無垢の性能を数値的にご説明していきます。 rikezyo4   【2】カタイ・ツメタイ床の冷たさを木の繊維+空気層でシャットアウト yukahari-tile-sample-check4 まず、冬になると足元からヒヤッと、スリッパ無しでは暮らせないほど冷たい合板フローリングの床。すぎとひのきのユカハリ・タイルをその上に置くだけで、1.2cm厚の木の繊維+空気層によって冷たさが遮られます。 ※ユカハリ・タイルすぎ・ひのきは裏面に遮音ゴムシートがついて1.35cm厚 ※ユカハリ・タイルコグチ/ワリバシは厚さが異なります   実は、すぎとひのきの熱伝導率は、住宅の断熱材に使われる材料(グラスウールなど)と近い数値を持っていて、床として使われる材料のなかでは、カーペットの次に熱が伝わりにくいんです。 参考値はこの通り。 1-yukahari-dannnetsu2-2 床材だけを比較してみると以下の通り。一般的に使われている床材である合板フローリングの熱伝導率はすぎの約2倍。

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(参考 : 熱伝導率の値には幅があり、みんなの材木屋により調査しました)

    What is ねつでんどうりつ? 熱には高温から低温へ伝わる性質があり、熱伝導率とは材料内の熱の伝わりやすさを示す割合です。数値が大きいほど熱を伝えやすく、小さいほど熱を伝えにくい性質です。 例えばウッドファイバーやロックウール、グラスファイバーといった断熱材はコンクリートと比べて1/50程度。すぎ、ひのきの熱伝導率は0.87~0.12W/(m・K)で、コンクリートの熱伝導率と比べて1/15程度です。断熱材が直接触れる床材になることは無いので、床材ではカーペットよりほんの少しですが冷たく感じる素材が、すぎとひのきなのです。   また、空気の熱伝導率が0.02W/(m・K)と一番低いことに気づかれましたか?断熱材のウッドファイバー(熱伝導率0.04W/(m・K)以下)というものは木を一度粉砕してふかふかに空気を含ませた断熱材で、空気が熱を伝えにくい性質を利用しているのです。   つまり、すぎとひのきは、熱を伝えにくい(=人体から熱を奪いにくい)ため、触れても冷たく感じにくい材料なのです!   みんなの材木屋調べでは、冷蔵庫(庫内 2~5℃)に入れておいた材料(無垢フローリングと、塩化ビニルのプリント床)の表面温度を計測したところ、3℃以上の差で無垢フローリングの方があたたかい結果となりました。熱を伝えにくいことで、冬の寒い時期にはあたたかく、夏の暑い時期にはひんやりと感じるのです。   ユカハリ・タイルでの断熱なら、今ある床の上から自分で切って置くだけで完了。模様替えの気分で、すぐにあったかく快適な暮らしへ変えることができます。これから訪れる冬の冷たい床対策に、無垢フローリングの断熱を取り入れてみませんか?  

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