よみもの

  • 2020.04.27

創立10周年、なかなか手がつけられなかった新規事業を林学部のインターンシップ生が実現してくれました。

はじめに

『HAZAI MARKET』 open !

製品を作る中で日々でる端材。サイズ樹種も様々なもので商品としての販売が困難でした。それらを今回、実店舗をつくって価値ある商品として販売する!大事なことを、とにかく楽しくふざけながら始めたこの事業を真っ直ぐで気が利くインターン生・笹下くんが真面目すぎるレポートを書いてくれました。

 

紹介

森の学校にインターンシップ中の高知大学 農林海洋科学部 笹下 祥汰朗(ささか しょうたろう)です。大学では森林科学領域というコースを専攻しているので、森林についてのことを学び、山に入って実際の林業施業を行ったりして木に囲まれた生活を送っています。

今回、森の学校を発見するに至った経緯としては今後の仕事を考えて木に関わることのできるような職場が理想だったのでそんな環境を求めて探していたところ森の学校を見つけました。森の学校のHPやSNSを詳しく見ていくうちに会社として西粟倉村産の木材と真剣に向き合い、村内産の木材に誇りを持ち働いているのが伝わってきて、現場を見てみたくてインターンシップをお願いしました。

そして、インターンシップ中の課題が「端材ショップを一から作り、運用してみる」というものです。

 

インターンシップ中の取り組みの背景

西粟倉・森の学校の工場では、様々な形状の多くのスギ・ヒノキの端材が毎日発生しています。今までこの端材は従業員の方たちが自宅に持ち帰りストーブの薪として利用するか、工場のボイラーの燃料に燃やしてしまうか、のどちらかでした。しかしこの端材として焼却されている木材は規格が異なり商品として利用できず、またインターネットで売ろうにも一つ一つサイズや見た目が違ったり価格と送料、インターネットに掲載する手間や費用を考えて販売できないというだけで、どれも状態は非常に良く、貴重な西粟倉村産材としてここに価値を生むことはできないだろうかという考えから現地に来ていただいた方への限定販売所を作る試みとして任せていただきました。

 

端材マーケットの立ち上げについて。

端材マーケットを立ち上げるにあたって、倉庫として利用していたコンテナをお借りしました。中の物を出して軽く掃除するところから始まり、その後ユカハリタイルの施工を行いました。初めて行いましたが、きっちり敷き詰めていくだけなので本当に簡単で、更に綺麗に施工することができました。ユカハリタイルを敷くだけで一気に見違えるコンテナになりました。その後は、ラックの組み立て、そしてある意味このインターンで最も新鮮だった電気の配線作業をしました。ここで内装に関しては一通り終わったので、商品探しです。工場内では思っていたよりも多くの端材があり、更に毎日さまざまなサイズの端材は出てきます。工場の中を歩き回って集めました。また、森林組合でたくさんの丸太が余っているという話を聞きつけ、交渉し購入もしました。商品を集めて価格の設定も任されましたが、サイズもまちまちの端材価格設定は難しく、サイズに応じたか価格表をつくれなかったことは今回の反省の一つです。

 

実際に「HAZAI MARKET」がオープンして

「HAZAI market」は3月19日にオープンしました。オープン時に店舗に並んだ商品は、端材よりも過去に森の学校が商品化したもので残っていたものの方が多くてあまり端材マーケット感はありませんでした。実際売れていたものもそんな商品が多かったです。それでも、私が主体になって立ち上げた店舗で売り上げが出た時は嬉しいものでした。。

私が店頭に立ちお客様に会うことができたのは5日間だけでしたが、その間にも様々な方が来店されました。中には端材マーケットと同時にユカハリタイルも同時購入してくださった方もいました。購入してくれた方がSNSでシェアして広がっていくというのもすごく嬉しかったし地域に寄り添う会社の良いところだと感じました。5日間を通して感じた事はやはりDIY初心者や未経験者の来店が少なかったということです。所長もおっしゃっていたことですが、森の学校内に工作室のようなものがあれば経験のない方や、工具を持っていない方でも来店して、購入しやすくなると感じました。

 

まとめ

今回のインターンシップでたくさんの貴重な経験をすることができました。最も印象深かったのはやはり、端材マーケットで店番をしていて商品を見ている人が端材を見ながら何を作るかを考えてどんな木材がいるか、真剣に完成図を想像している時でした。ただの板の状態の端材で何を作ろうか思いを馳せている時のお客様はみんなすごく楽しそうで私ももっとこの人の希望に添える端材を探したいという気持ちになっていました。今回、3週間という短い期間でしたが毎日木に触れより無垢材の良さを発信していきたいという気持ちになりました。先ほども述べましたが、やはりどんなに質のいい端材でもそれは端材なので、どんな方でももっと気軽にDIYはできるということを広げていったり、機械を使えるような環境は整えていけばこの端材マーケットの需要というものは高まってくると、実際に私自身もDIYを行って実感しました。今後の森の学校の「HAZAI MARKET」のアップデートには皆さんで注目してほしいと思います。

 

スタッフより

今回2週間ほどのインターンシップ期間でしたが、笹下君にはまだまだ知って欲しいことやチャレンジして欲しいことがたくさんあります。

第2段!夏のインターンシップも色々用意して待っていますね!

※現在、感染症対策のため「HAZAI MARKET」をお休みしています。

森と暮らしを繋ぐために自然豊かな西粟倉村から木の商品をお届けするウェブサイト「西粟倉・森の学校」の、普段は知られることのない「森から暮らしへ木が届くまで」の物語を、現場から伐りたてほやほやでお届けする編集部です。編集部は人口約1500人の小さな村にあります。