【DIY】六畳間・和室の畳を剥がして6時間でフローリングに張り替えてみた
よみもの
釘や金槌を使わずDIYができる新商品「カベハリ」。テープを剥がして貼るだけで無機質な壁が無垢の木の壁に。
「西粟倉・森の学校」の新商品、その名も「カベハリ」 は、「家の壁を手軽に木の壁にできたらいいのに…!」という材木屋の熱い想いから開発されました。
無垢材の裏の両面テープを剥がして壁に貼るだけなので、釘も金槌も必要ありません。厚みも0.6cmと一般的なノートと同じくらいの厚みなので、ノコギリでのカットも楽々。 そんなカベハリですが、ご使用いただく前にいくつか気を付けていただきたいことがあります。
その1カベハリ出来る壁、出来ない壁
カベハリOKな壁
- 塩化ビニールの壁紙(住宅の壁紙の約9割が塩化ビニールです)
- 石膏ボード
- 合板
現在、住宅に使われている壁紙の約9割が塩化ビニール製と言われています。 貼っても大丈夫な壁かどうか解らない!という場合は、セロハンテープを壁に貼ってみてください。よくくっつき簡単に剥がれないようであれば、カベハリOKな壁です。
カベハリ NGな壁
- エンボス加工された壁(表面がデコボコしている壁)
- コンクリート、モルタル、撥水処理、フッ素加工された壁
- 塗料でペイントした壁
カベハリは、従来の壁に両面テープで張るだけなのに、張れない壁があるの?とがっかりさせてしまいそうですが、壁の表面によって両面テープの吸着具合が変わります。 凹凸のある壁、やつるつるとしていてテープとの相性が悪い壁では、時間が経過すると剥がれ落ちてしまう危険があります。いきなり「ベリッ」と剥がれたらびっくりするので、両面テープに接着する壁はつるつるの方が安心です。
また、強力なテープを使用しているため、賃貸など原状回復が必要な壁に貼ってしまうと、剥がす時に下地の壁紙も剝がれてしまいますのでご注意ください。
その2 カベハリの材質について
新商品の「カベハリ」には節もあれば穴もあります。通常、材木としてはマイナスに捉えられがちな節と穴。それも「みんなの材木屋」にとっては木の魅力の一つ。
「カベハリ」では無垢材ならではの節や穴の魅力がお客様にも伝わるように、表面の仕上げをあえて粗削りにしています。 手で触れると、ザラザラとして指のおなかがくすぐったい感じ。木目プリントの壁紙だと光を反射してしまいますが、無垢の木の「カベハリ」は温かい光を部屋中に広げてくれますよ。
カベハリの出来る壁と出来ない壁、材質についてご紹介させていただきました。 あなたのお家の壁はいかがでしたでしょうか。 次回は実際にカベハリをする際の手順についてご紹介させていただきます。
ですが、その前に…
カベハリしてみました
「西粟倉・森の学校」の事務所の一角、縦1.7m×横2mにカベハリしてみました。 所要時間は約50分。
物置場の存在感のなかった壁が、とても賑やかになりました。複数の色を組み合わせて貼る場合は、壁一面に貼るのではなくポイントとして一部分に貼っていただくのがおススメです。
この壁の前に棚を置くなら、木製の本棚もいいし、無骨なスチールラックでもカッコいいかも!と妄想が広がります。壁に合わせてインテリアを変えるのも良いし、 好きなインテリアに合う壁の色を考えてみるのも楽しいかもしれませんね。
「カベハリ」の貼り方や注意点についての記事はこちら↓
両面テープ付きの材料なので、 のこぎりだけで次々に貼っていける「カベハリ」施工の方法や注意点を伝授します。