よみもの

  • 2016.06.20

西粟倉に生息すると噂の特別天然記念物オオサンショウウオを探してみた

osanshouo

 

「西粟倉にはオオサンショウウオがよぉけおるんで」

 

西粟倉村に流れる源流・吉野川にはオオサンショウウオが生息しているという話はかねがね聞いていました。

一度は目にしてみたいと思いながらも気づけば移住して早一年半。特別天然記念物はそんなに簡単に見つかりません。

 

ランニングがてら村内を走っては川を覗き込んでいたのだけれど、なかなか発見することはできません。「お、アレかも!」と目を凝らしてみるとただの岩だったなんてことを何度も何度も繰り返しています。

 

「あっこの橋の下にようけおる」

「探すなら朝早うがええで」

 

と、村のオッチャン&オバチャンの目撃情報を頼りに、村南の知社地区を狙っては早朝ランニング(という名のオオサンショウウオ探索)を続けた甲斐があり、ついに発見することができました!しかも二匹ッ!

 

 

本日のオオサンショウウオちやん #オオサンショウウオ #西粟倉

ハダトモヒロさん(@hada_tomohiro)が投稿した動画 –

 

す、すっごいおっきくてヌルヌルしてる…

 

一升瓶のように太い胴体、長い身体。

60cm以上はあるでしょうか…近づいてみても逃げ出すことはなくて、非常におとなしい。たまに、モソ…モソ…とすこしだけ動く、かわいい。

 

「全然動かんじゃろ?人間もサンショウウオくらい辛抱できたらええんじゃけどな」

と、散歩中のオバチャン。

 

オバチャンも散歩がてらオオサンショウウオを探すことが日課とのこと。多い時は一箇所に五匹くらい固まっておるんで、と嬉しそうに教えてくれました。

 

「オオサンショウウオが棲めるってことはそれだけ水がきれいってことじゃで」

と付け加えて。

 

オオサンショウウオというと、真っ先に井伏鱒二の「山椒魚」が頭に浮かびます。岩のすき間に頭を隠すオオサンショウウオを見ていたら不思議ともう一度読み返したくなってきました。

いよいよ出られないというならば、俺にも相当な考えがあるんだ。

三重大学を卒業後、国産材専門の木材商社を経て、西粟倉村へ移住。新たな木材流通をつくるためプロユースの営業を担当。山を走り回ったり、狩猟をしたり、DIYに勤しんでいます。

個人ブログも書いてます → http://hadatomohiro.com/