【DIY】六畳間・和室の畳を剥がして6時間でフローリングに張り替えてみた
よみもの
ジメジメ&ムシムシした梅雨シーズン到来。無垢フローリングと上手に付き合うにはエアコンのドライ機能を活用するのが◎
梅雨が近づいてきました。
湿気によるカビや、部屋干しした洗濯物のイヤなニオイが気になり始める季節ですね。
今回は、梅雨時期の無垢床との上手なお付き合いについてご紹介します。
無垢の床は呼吸しています
無垢材は床や壁などに施工された後も「呼吸」をしています。
呼吸といっても、人間のように空気を吸ったり吐いたりする呼吸とは異なります。
周囲の温度や湿度環境に合わせて、空気中の水分を吸ったり吐いたりしているという意味です。
それはつまり、調湿効果を持っているということです。
梅雨など湿度の高い季節では、空気中の水分を吸収して膨張します。
冬など乾燥した季節では、木材内部にある水分を放出し収縮する特徴があります。
つまり、水分を吸収する量が多くなれば、木材の膨張の幅も大きくなります。
梅雨時期にはエアコンのドライ機能を活用
梅雨時期など湿度が高い環境での無垢床の膨張が気になる際は、除湿機やエアコンのドライ(除湿)機能を使って、お部屋の湿度を調整してみてください。
無垢床(=木材)が空気中の水分を吸いすぎて膨張しているので、空気中の水分を減らして湿度を下げれば、無垢床が水分を放出して収縮するようになります。
除湿の仕組みを簡単におさらい
空気がたくわえられる水分の量は、空気の温度によって決まっています。
空気の温度が高ければ、たくさんの水分を貯えることができます。
逆に空気の温度が下がると、 水分をあまり貯えることができなくなり、空気中にいられなくなった水分は、水滴(すいてき)としてあふれ出ることになります。
冬の寒い時期に窓の内側に水滴が付く結露現象もこれと同じですね。
エアコンのドライ(除湿)機能は、空気中の水分を集め、まず湿度の高い部屋の空気を吸い込み、 熱交換器で熱を奪って温度を下げます。
空気中にいられなくなった水分が、水滴として熱交換器につき、部屋の外に出ていきます。水分を取った後のさらさらの空気は、また部屋に戻され、部屋の湿度が下がるという仕組みですね。
ユカハリ・タイルは部分的に外してもOK
ユカハリ・タイルなどの床上に敷き詰めるだけの製品の場合、湿度が高い環境では膨張して盛り上がってしまうことがあります。
部屋の端の1〜2辺のユカハリ・タイルをその時期だけ外しておくとスペースができるので、盛り上がりを防ぐことができますよ。
木材は、室内の湿度を調整し、常に快適な空間を提供してくれる材料です。
しかし、それゆえに起きてしまう膨張・収縮という特性を理解し、うまく付き合ってもらえたら嬉しいです。